先日(6月8日)に秋葉原にておこなわれた
イヤホンメーカー「final」の音響講座に参加してみました。
参加者はおよそ100名程度おり「final」として
ここまで大人数での講座は初めてとのことでした。
予想通り大人気らしく、募集をしてから3日で満席となったらしいです。
会場は、秋葉原の「富士ソフト秋葉原プラザ」で開催され、とても聴講しやすい
環境であったことが良かった。
finalのHPの講座の内容は以下のように記載されていました。
ポータブルオーディオをより楽しむためのヒントが学べる音響講座
【イヤホン・ヘッドホンがもっと楽しくなる音響講座】では、「人はどうやって音を聞いている?」「人が聞こえる音の高さの範囲は?」など、知っているようで実はよく知らない音についての基礎知識から、「音を比較する際の注意点は?」「低音は高音をマスキングする?」「エージングは必要?」など、ポータブルオーディオをより楽しむためのヒントを学んでいただけます。
分かりやすい解説図や動画を用いながら、また実際にサンプル音源を聴いて体験していただきながら、講師のS’NEXTシニアサイエンティスト(技術主幹)が、じっくりと分かりやすく解説いたします。
上記のように記載されているとおり
初心者の私でもわかりやすく、寝ないですむように工夫された講座でした。
ダラダラと続く講座とは大きく違い、「11のTip」に分けた内容を
わかりやすい図と説明と実演で進めてくれます。
プロジェクター投影の内容も紙ベースで提供されているので見返すことも可能。
11あるTipは以下のとおりです。
#1「ヒトはどうやって音を聞いている?」
#2「ヒトの聞こえる音の大きさの範囲は?」
#3「ヒトの聞こえる音の高さの範囲は?」
#4「周波数特性とは?」
#5「音を比較する際は音の大きさを揃えることが大事?」
#6「イヤホン・ヘッドホンの理想的な周波数特性は?」
#7「映像の比較と音の比較の違いは?」
#8「音を比較する際に、何に着目する?」
#9「低音がボーカルを聞こえづらくするのはなぜ?」
#10「エージングとは」
#11「イヤーピース・イヤーパッドの密閉度が低いと低音が減るのはなぜ?」
どのTipの内容を聞いても感心することばかり。
音の聞こえ方(ヒトの耳の構造)について、どの本やHPをみても私にとって理解することが
困難だったのですが、この講座でかなりクリアーになりました。
何度も言ってしまいますが、とにかくわかり易くて、楽しいあっという間の2時間でした。
そして参加者全員にお土産と題して
未発売のイヤホン「E500」のプレゼントのスペシャルサービス。
この「E500」企業秘密とのことで技術的な詳しいことは説明できないそうなのですが
VRのゲームやバイノーラル録音等に最適なイヤホンとして開発され
それらの音を正確に再現することを目指したそうです。
さっそくこの「E500」で音圧の体験をしてみたり
普通の音楽を聞いてみたりしました。
もちろん普通に音楽再生できますが、強いていうと高音部分が丸まっていて、
低音部分はだいぶ抑えぎみになっていました。
男性のボーカルがとても聴きやすく感じました。
目立った伸びやかさとかツヤとかはなく、目的が異なるのでこういうものなのでしょう。
わかりやすく、楽しむことができた
finalの音響講座でした。
また異なる講座があれば是非参加してみたいです。