以前の投稿で作成をした雑誌ステレオの付録ユニット、
マークオーディオの8cm「OM-MF519」に
対応しているエンクロージャーキットの「ダンプドバスレフ」を試聴しました。
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8cmマークオーディオのユニット「OM-MF519」を手に入れました。
2019年オントモムックのオーディオ付録 マークオーディオの8cmフルレンジユニット「OM-MF519」を 手に入れました。 ユニットはいつものマークオーディオらしく高級感があり 美しいメタル系の振動 ...
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試聴環境は?
試聴環境は、アンプ(LXV-OTmkⅡ)以外はいつもとほぼ変わらない
デスクトップでのニアフィールドリスニングです。
再生機材:MacBook
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再生ソフト:Audirvana
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ノイズフィルター:PGN(NFJ)
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DAC:DAC-SQ5J(NFJ)
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アンプ:「LXV-OT7mkⅡ」(LUXMAN)
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スピーカー:「OM-MF519」ダンプドバスレフ
(エージングのため試聴前にすでに100時間以上は音楽や映画などの再生済み。)
試聴前の準備
実際に試聴して、はじめに感じた印象はエージングがかなり必要だということ。
マークオーディオのユニットによくあることかもしれませんが
エージング前は明らかに「キンキン」で尖りがある音。
長い時間試聴するのが苦しくなると感じさせる音でした。
エージングを兼ねて100時間程度、映画や音楽などを流しっぱなしにしました。
だいぶ落ち着いてはきたのですが、それでもまだ尖りがひっかかる。
そんなときはエージングの最終手段でいつもお世話なるCDを!
低音の多い曲、「アンダーワールド」のベスト盤を大音量で数時間ならしたら
一気に尖りが改善しました。
ユニットを準備運動さながらガツガツ動かしてくれます。
このCDと相性がよいのか、なぜかこれじゃないと駄目な感じがしています。
(気持ちの問題だと思いますが・・・)
試聴してみる
エージングも済み落ち着いたとこで試聴の感想。
中高音の伸びがすごい。
フルレンジ特有のまとまりの良さも相まって何を聞いても美音。
OM-MF519の特徴でもあるのかもしれません。
エンクロージャーが小さいので、重低音を鳴り響かせるということはできませんが、
サイズを考えたら頑張っている方ではないでしょうか。
欲を言えばもう少しだけ低音が欲しいですがデスクトップならば許容範囲だと思います。
このスピーカーを表現するならば美音=綺麗な音=端正な音という言葉が合うかと思います。
逆に気に入らないポイントは、
音によっては、まだ尖りを感じさせることがあること。
(吸音材をもっと入れたほうが良かったかも)
バッフルのオークの無垢材のは良いのですが
背面や天板の箱鳴りが少し気になることがあります。
(大音量で聞かずに小音量のニアフィールドリスニングならばあまり問題になりません。)
エンクロージャーではOM-MF519のユニットは、荷が重すぎるのかもしれません。
そしてもう一つ。
計測したわけではないのですが、どうもバスレフダクトが問題である気がします。
どうしたら良いのかわからないのですが
もう少し内部の板を短くするとか、開口をひろげるとか、の改良で神経質さが
緩和されるような気がします。
「気がします」の連続ですが、そんな気がするのです。
最後に
いろいろな事柄を加味して満点ではないですが、
デスクトップのニアフィールドリスニングのスピーカーとしてはまあまあ満足です。
自分で作ったり色を塗ったりしたことで評価が甘いと思いますが、
それが自作スピーカーの良いところだと思っています。
もう少しこのスピーカーで楽しみたいと思います。
再生サンプルをYouTubeにアップしたので良かったら聞いてみてくだい。