クレマチスの丘にある IZU PHOTO MUSEUMで開催されている
ヨハン・レンペルトの個展「Fildwork せかいをさがしに」に行ってみました。
ヨハンレンペルトのことは全くしらなかったのですが
個展のチラシによると
・ドイツ出身で、主にハンブルクを拠点に活動。
・生物学研究をボン大学にて学び、10年以上にわたり研究活動を行ったこと。
・日本での個展はこれが初めてということ。
などが記載されていました。
以下、IZU PHOTO MUSEUMのHPからの紹介を転載しておきます。
1958年ドイツ・メールス生まれ。1970年代後半からおよそ10年間にわたり
シュメルツダヒン(Schmelzdahin)の一員として、映像制作・パフォーマンスを行い、
写真を用いた制作活動は1990年代前半より始める。並行して1980年よりボン大学にて
生物学を学び、10年以上にわたり研究活動を行うなど自然科学に精通した作家である。
現在は、ドイツ・ハンブルクを拠点に活動。近年は、バンクーバー現代美術館(カナダ、2016)
シンシナティ美術館(米国、2015)、ハンブルク市立美術館(ドイツ、2013)
ルードヴィヒ美術館(ドイツ、2010)ほか世界各地で個展が開催され、
フォルクヴァング美術館(ドイツ)、ドイツ連邦共和国現代美術コレクション(ドイツ)、
国立造形芸術センター(フランス)、ハイス・マルセイユ写真美術館(オランダ)ほか
多数のパブリックコレクションにて作品が収蔵されている。
2014年には国際的に最も評価の高い現代写真賞のひとつであるドイツ証券取引所写真賞に
ノミネートされている。
事前の情報はなくて、取り敢えず見てみようという軽い気持ちで見学しました。
基本的にモノクロの写真ですが
1枚めの写真から、心を揺さぶられ温かい気持ちになる感じがしました。
作品は、立派な額などには入っておらず、白い壁に写真をはってあるだけの展示ですが、
現像もとても丁寧で繊細で、1枚1枚その世界に吸い込まれるような感じもあり
時間を忘れて見入ってしまいました。
動物の写真で感動することは、私自身少ないとおもうのですが
ヨハンレンペストの捉える生き物の写真は、当たり前のようですが
とても感動的でした。
ここ数年のなかで最も感動と衝撃を受けた写真展であったと思います。
売店で今回の個展を記念した限定の写真集があったので即、購入!
家でじっくりと見てみたのですが(もちろん展示されていた素晴らしい作品ですが)
実物のプリント(現像?)の繊細さまでは表現されておらず
やはりもう一度、個展を見に行こうと思いました。
ヨハン・レンペルトの「Fildwork せかいをさがしに」オススメです。