以前に制作をしたパイオニアの同軸スピーカーユニット「FK13C」と
エンクロージャー「SB-COAXⅡ」の試聴をしました。
だいぶ時間が経ってしまいましたが、
こんなに明確な同軸スピーカーユニットを使用したのは
はじめてで少し戸惑いながら音出しをしていました。
試聴してのはじめの感想
実際に試聴の初期の段階では、同軸スピーカーの特徴的な
音に戸惑っていました。
ユニットが起因しているのか、ネットワークが起因しているのか、
どちらともが起因しているのか?どちらなのか実際はくらべていないので
わからないのですが、、、、
奥行きの音の位置が非常に明確に感じます。
前後の音の再現って自分の中では結構難しいとおもっていので
このスピーカーで音楽を聞くと今まで聞いた感じとことなる音の広がりで
戸惑い不思議な感じになるのです。
それとは逆に横方向の音の広がりが狭い。
艶がなく、高音不足が否めない・・・はじめに想像してたイメージの30%程度の感じ。
これが同軸の特徴なのかと思いながら、まったくシックリとこないままでした。
セッティングと相性
数ヶ月程度音出しをしたのでユニット自体は、落ち着いていると思うのですが
何を聞いてもシックリこない。
試しにいつも使用しているアンプ(DENON PMA-50)を交換してみました。
DENONと対極にあるような音作りのデジタルアンプ
NuForce「DDA-100」に変えて再度試聴。
このアンプ交換が当たりでした。
高音がまったく物足りなかった感じがかなり解消し、音の押し出し感もUP。
(NuForceの音作りが好きなのかもしれません。)
想像していた以上にセッテングに気を使うスピーカーであることがわかったので
試聴距離をいろいろ変えてみました。
はじめの環境はスピーカーから3メートルほど離れて試聴していたのですが
離れ、近づき、、、段々と特徴がわかってきました。
- スウィートスポットが狭い
- ニアフィールドリスニングにより広がりがUPする
- サイズを超える低音の安定感がある
- 音の奥行きの表現が非常によい
- アンプにかなり影響される
その後
今回のパイオニアの同軸スピーカーユニット「FK13C」と
エンクロージャー「SB-COAXⅡ」
今までにない音の表現ですが、私の好みではありませんでした。
しかし所有しているスピーカーにはない表現なので
時々なんとなく気になる(聞きたくなる)スピーカーです。
はっきりとした低域とメリハリ、そして奥行き表現を求めるならばピントがあう
スピーカーだと思います。
どこまでも伸びる高音、艶、なめらかに消えていく音が私の好みなので
このセットとは対局にあるようです。
この組み合わせにハマれば他のスピーカーの追随をゆるさないものになる思える
パイオニアの同軸スピーカーユニット「FK13C」ではないでしょうか。
ブログ投稿時にこのスピーカーを聞きながら
今、きがついたのですが、ピアノとの相性が良いことがわかりました。
うーん。スピーカーは奥深いですね。
ボーカル曲を録音したので
参考までに聞いてみてください。
システムは、
再生機材:MacBook Pro
↓
再生ソフト:Audirvana
↓
DAC&メインアンプ:DDA-100(NuForce)
↓
スピーカー:スピーカーユニット「FK13C」・エンクロージャー「SB-COAXⅡ」